学生のノリで悪ふざけに

二次会幹事代行友人 失敗体験談

学生のノリで悪ふざけに

私たちは二次会で大失敗をしました。今でも苦い思い出です。

私たち夫婦は大学時代の同級生で、結婚したのは30才の時です。大学時代は同じ体育会サークルに入っていたので、二次会の幹事はそのサークルの友人たちにお願いしました。友人たちとは近年では集まるのは2~3年に1回あるかないかで、何人かと個別に会うことはあっても、皆で集まるというのは誰かの結婚式ぐらいという状態でした。一応気心知れた仲の人たちということで、二次会は彼ら幹事に全てお任せしてしまいました。私たちは海外挙式をしたこともあって準備に大忙しで、海外挙式は両親と兄弟だけ招待して、あとは日本に戻って一週間後に披露宴と二次会を開く予定でいました。挙式は個人的に手配して行ったので披露宴の準備とダブルでかかってきて、まさに目が回るような忙しさでした。とりあえず費用面と招待客だけ伝えて、あとは会場の場所からコンセプト、料理などなど何から何まで好きなように決めてくれて全然いいから、とまさに丸投げでした。余興についても特に仕事関係者に挨拶などをしてもらう予定もなかったので、幹事たちで盛り上がりそうなものを考えて、とお願いしました。

そしていざ結婚式の日がやってきました。披露宴は親族、会社関係者、子供の頃からの幼馴染、学生時代の同級生などを招待して中規模で滞りなく終了しました。大学のサークル仲間は人数の関係で幹事をしてくれた人たちだけ招待したのですが、彼らも披露宴の雰囲気になじんで楽しそうに過ごしてくれていました。私たちは挙式を日本ではしなかったこともあって、披露宴はレストランで行いました。一応披露宴として一般的なケーキ入刀やキャンドルサービスはしましたが、全体的な時間としては短かめだったので親戚の中には物足りない感じの人たちもいて、結婚式会場から近いし、数人なら人数が増えても問題ないということで、比較的年齢が近いいとこたちや兄弟姉妹も二次会に参加することになりました。

二次会は結婚式会場から徒歩3分ほどの素敵なカフェで行われました。お値段はそこそこでしたがお料理が美味しくて、量も結構ちゃんとあって、お酒の種類も沢山あって、二次会にありがちな「会費が高く感じる」という不満は出なかったようです。その点は良かったのですが、雰囲気が問題でした。初めのうちは良かったのですが、会が進むにつれて学生時代のサークルのノリが強くなってきたのです。司会は幹事なのでサークル仲間です。そのため、主催者の周囲に集まるのはサークル仲間ばかりで、だんだんと内輪のノリになってきました。その他の学生時代の友達や会社の同僚、親族たちは蚊帳の外で、彼らは彼らで会場の隅に設けられた座席スペースで落ち着いて話をしているのが目に入り、私は途中から彼らが退屈に思ってるんじゃないかと気が気ではありませんでした。ちょこちょこそっちのスペースに出向いては、サークル以外のゲストの人たちと話すようにはしていたのですが、幹事に気付かれると主役席に戻されてしまいます。飲み放題ということもあり、新郎がサークル時代の飲みのコールの餌食となり、まず酔いつぶされました。そして、幹事たちも飲みコール連発で、べろんべろんになりながら下ネタ連発です。兄弟姉妹やいとこもいるのに、いたたまれない気持ちになり、恥ずかしくて仕方ありませんでした。30才のいい大人が飲みのコールでどんどんつぶれていって、しかも脱いだり下ネタ言ったり、そんな下品なノリを二次会とはいえ結婚式でされて、会社関係者もいるのに赤っ恥以外の何物でもありません。久しぶりに学生時代のサークルメンバーが集ってしまったというのもあるとは思いますが、TPOは守れる大人になりたいと切に思いました。

二次会幹事代行

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