余興チョイスの難しさ
司会者(幹事)としては大変難しい二次会でした。
二次会で新郎新婦が面白いことをしたいということで、レストランを貸し切って行いました。
新郎新婦は20代で、皆に喜んでもらえるよう、料理に力を入れていました。
5つ星レストランでシェフをしていた方が開いているレストランということで、料理は非常に期待できるものでした。
しかし、新婦が行ったサプライズで来ていた人たちのテンションは少し落ちてしまいました。
新婦が新郎に内緒でパスタを作って皆に振舞うパスタパーティーをやることになったのです。
実はこの新婦、これまで料理の経験はほぼゼロ。
包丁を持ったのも数える程でした。
パスタパーティーと聞いていたゲスト、私(司会)はとても楽しみにしていました。
何種類のパスタが出てくるんだろうと思いきや、パスタは1種類でした。
新婦は1週間程、練習したそうですが、料理腕はなかなか上がらず、当日に何とかパスタを一人で作れるようになったそうです。
ただ、野菜はぶつ切りにしたものをシェフが細かく切り、パスタソースもシェフが作り、新婦はほぼ絡めただけという結果になってしまいました。
司会は実況中継で新婦のパスタ作りを応援するのが仕事でしたが、絡めるだけとあって実況になりませんでした。
味は(シェフが作ったのと変わらないので)美味しかったですが、料理のできない新婦を露呈してしまい、新郎もこれからの新婚生活に不安を隠せない表情をしていました。
ゲストたちも何種類ものパスタをイメージしてきたところ、一種類でソースの絡み具合もマチマチだったため、盛り上がりにかけてしまいました。
正直、パスタ以外のものはかなり一流でした。
この二次会を通して、笑いにならないくらいの出し物は一種のかけだなぁと感じました。