プロフィールムービーで好きな曲を使いたい場合の注意点

結婚式では新郎新婦の人となりや馴れ初めを紹介するなどの目的から映像と音楽を使用したプロフィールムービーを制作する方が増えています。ここで使用する音楽には好きな曲を使いたいところですが、著作権について留意することが大切です。

目次

  1. 結婚式のプロフィールムービーには好きな曲を使いたい!
  2. 好きな曲を使う場合注意したい著作権の問題
  3. 無断で曲を使用するとどうなる?
  4. ムービーで使用する場合はISUMへの申請を
  5. 上映を断られないプロフィールムービーは業者に依頼を
  6. ウェディングプランナーまとめ
著作権と音楽編集

結婚式で上映するプロフィールムービーに音楽を使用すれば楽曲に合わせた雰囲気を作り出し、伝えたい内容を相手の心により響かせる効果があります。しかし、すべての楽曲には著作権があり、プロフィールムービーなどに使用するには作曲者が権利を放棄したり誰もが無料で利用できるパブリックドメインで配布していない限りは事前の許可や使用料の支払いが発生します。人生の門出となる結婚式の式場で新郎新婦を紹介する大切なプロフィールムービーだからこそ、無用なトラブルを避けるためにも関連法令を知り、合法的な範囲で気持ちよく好きな曲を使用させてもらい素敵な式にしたいところです。

結婚式のプロフィールムービーには好きな曲を使いたい!

結婚式の披露宴で上映するプロフィールムービーでは場面に合わせてさまざまな楽曲を使用するのが一般的です。新郎新婦の人となりの紹介では生れた頃の写真と共に生命の誕生と未来への希望を予感させるような楽曲が流れ、学生時代には青春を思い起こさせる元気が楽曲が流れます。そして2人の馴れ初めのシーンでは流行のラブソングが流れて場内は大きく盛り上がり、最後に来賓客への感謝の意を伝えるシーンではしっとりとしたBGMで感動のシーンを演出します。同じ時代を生きて来た同級生や同僚には懐かしく親しみのある楽曲が共感を呼ぶのと同時に思い出がストレートに共有できる瞬間です。良い楽曲は世代を超えて高く評価され、初めてその曲を聴くご年配の方でも映像と音楽を思う存分楽しみながら新郎新婦への理解を深めていきます。これらのプロフィールムービーに使用する楽曲は新郎新婦が好きな曲で、誰もが知っている有名アーティストのヒットソングであればなおさらのこと強く印象付けられ、伝えたかった想いをより深く来賓客へ届けることができます。新郎新婦にとって過去の思い出を振り返りこれから2人で歩みだすことを誓い合えるのと同時に、来賓客の皆さんも大いに盛り上がる結婚式のハイライトとなります。

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好きな曲を使う場合注意したい著作権の問題

全ての音楽には著作権があり、個人の趣味の範囲を超えて利用する場合には使用料の支払いが発生します。プロフィールムービーには新郎新婦が好きな曲や、来賓客の誰もが知っているヒットソングを使って披露宴を盛り上げたいところですが、実際には意外なハードルが待っているのが現実です。ここで言う個人の趣味の範囲とは本人が購入したCDなどを本人のみが楽しむために聴取する行為で、結婚式の披露宴で上映するプロフィールムービーは公の場所での公開という扱いとなり個人の趣味の範囲を大きく超えているというのが法体系となっています。日本国内でCDとして販売されている音楽のほぼすべては日本音楽著作権協会JASRACに管理を委託しており、使用するには曲の数や長さ、編集の有無などによって規定の料金を支払って許諾を受ける必要があります。関連法令やJASRACの規約はこれまで幾度と無く改正されており、従来は権利保有者の裁量に任せられていたり不明瞭だったものが明文化され、一律著作憲法の対象となっています。また、かつては権利保有者本人が親告すれば犯罪となる親告罪でしたが、現在では本人の意思に関係なく犯罪となる非親告罪化した条文も加わり、ますます厳しいものとなっています。

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無断で曲を使用するとどうなる?

結婚式の披露宴で上映するプロフィールムービーなどに無断で曲を使用し著作権や著作人格権のほか出版権、実演家人格権や著作権隣接権を侵害した者は3年以下の懲役、又は300万円以下の罰金、業として技術的保護手段の回避を行った者は非親告罪で1年以下の懲役、又は100万円以下の罰金と厳しい処罰が下されます。ここでの技術的保護手段の回避とは一部のCDで使用されているコピー防止技術のプロテクトの解除も含まれており、それらの楽曲をプロフィールムービーで使用すれば処罰される可能性があります。それと関連して技術的保護手段回避装置等の製造等を行った者も同じく1年以下の懲役、又は100万円以下の罰金となりますが、一見するとプロテクトを解除する機器やソフトウェアを製造、販売している人物のみが対象であるかに思ってしまいがちですが、条項には「若しくは所持し」という文言があり所持していただけでも処罰の対象となるのがポイントです。いずれにしても結婚式という晴れの舞台を台無しにしないためにも、今後も法改正が見込まれている著作憲法の目まぐるしい変化を見せる情勢について注目をしておきたいところです。

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ムービーで使用する場合はISUMへの申請を

これまで結婚式のプロフィールムービーで著作権に関連した楽曲を使用する際には、音楽著作権協会JASRACに個別に申し込む必要があり、専門知識が必要な書類を何枚も用意しなければならないなどその煩雑な手続きから使用をあきらめてしまう方も少なくありませんでした。その一方で、楽曲を生み出すアーティストの中には自分たちが作った曲を人生の晴れの舞台に使用してもらえるのは光栄であるのと同時に、マーケティングとなったり著作権料が正当に徴収できれば大きなビジネスチャンスにもなることから、双方にとって最適な方法が模索され続けていました。そんな中で、その両者の橋渡しとなるべく登場したのがISUMの存在です。ISUMとは一般社団法人音楽特定利用促進機構を指し、取り扱っている業務のひとつに結婚式で使用する音楽に特化して煩雑な手続きをサポートしてくれるスキームを提供しています。具体的にはアーティストやレコード会社がISUMでの使用を許可した楽曲については包括契約を締結している結婚式場で使用する場合には一切の手続きをしなくても利用でき、著作権使用料は披露宴のパッケージ料金に含まれていたり安価な料金で提供されています。
ISUM楽曲リスト

上映を断られないプロフィールムービーは業者に依頼を

結婚式のプロフィールムービーで楽曲を使用するには著作権者の許可が必要ですが、必ずしも許可が下りるとは限りません。また、前述のISUMのような包括契約を締結していない結婚式場では訴訟リスクなどの無用なトラブルを避けるために、はじめから著作権が関与する楽曲を使用したプロフィールムービーの上映を断っているケースもあります。それでも好きな曲を使いたい場合には、専門の映像制作業者に依頼をする方法があります。こちらも著作権協会と映像制作会社が包括契約を締結していれば使用できる楽曲の多くの選択肢が広がるのはもちろんのこと、包括契約をしていない場合でもどの楽曲がしようできるのが相談でき、著作権使用料が発生した場合でも煩雑な手続きを代行してもらうことも可能です。さらにプロの機材に加えて豊富なノウハウと技術を持ったスタッフによる映像の制作と編集によって、一般家庭では不可能な素晴らしいプロフィールムービーを制作することが可能です。自分で制作するのと比較して遥かに高額な費用となってしまいますが、納得の仕上がりに加えて、何より著作権法に関わるすべての問題を任せられるのも安心です。



ウェディングプランナーまとめ

晴れの舞台のプロフィールムービーには当然好きな曲を使用したいところですが、そこには一般的にはなかなか理解が難しい著作権の問題が潜んでいます。かつては使用したい楽曲や権利の内容について自身で調べるしか術はありませんでしたが、現在では包括契約で煩雑な手続きの全てを安心して任せられるISUMや映像制作会社も登場し、利用者の負担を大幅に下げることに成功しています。人生の門出となる結婚式だからこそ、法令を遵守しつつ2人の想いを伝える音楽に乗せたプロフィールムービーで場を盛り上げ、素敵な式にしたいところです。

プロフィールムービー

2018-11-17 15:32:50

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