絶縁した親への結婚報告の体験談

大好きな人と結婚をするというのはとても嬉しいことです。しかし私にとってはその前に乗り越えなければならない壁がありました。それは両親への挨拶です。あるきっかけで家族とは疎遠になり、ずっと連絡をとっていませんでした。しかし絶縁していても血がつながった親であることに変わりはありません。私は連絡を取りづらいと感じながらも両親に対して手紙を書きました。

「予てより交際してまいりました方と一度ご挨拶に伺いたいと存じております。お二人のご都合の良い日時を教えていただきたくお手紙を差し上げました。メールでも良いのでご返答いただけると幸いです」

とにかく無駄なことは書かず、結婚の挨拶と今後のことについて話をしたいということだけに用件を絞りました。すると2,3日後には父からメールが届きました。

「わざわざ挨拶に来てもらう必要はありません。今後の何を相談する必要があるのでしょうか?」

この返事にどのような意味が込められているのかは私にも、もちろん主人にも分かりませんでした。この言葉通り挨拶に行かなくてもいいのか、それとも筋を通すためにも行くべきなのか、何日にも渡って主人側の家族と相談しました。散々話し合った結果、私抜きで主人と義母の2人が結婚報告に行くということになりました。その時はすでに入籍を済ませていたので、事後報告という形になりました。

どのような展開になるか見当もつかなかったので、主人と私の携帯電話を通話状態にして、私は離れた所から会話を聞くことにしました。もちろん結婚報告なので訪れたのは私の実家でした。私の両親と主人、義母の2対2での会話が始まりました。最初に言葉を発したのは私の両親でしたが、話の内容は結婚のことではなく私たち親子の関係のことでした。どうしてこのようにこじれてしまったのか、親の立場として正しい事をしているというのを分かってほしい一心に聞こえましたが、話の内容はずっと反れたままでした。とりあえず聞き手にまわっていた主人でしたが、痺れを切らした彼が最初に口にした言葉は「まずは結婚報告をさせていただきます」という言葉でした。入籍した事実だけをまずは述べ、それから私の両親の話について触れるようにしていました。結婚をしたという事実、これからは自分が彼女を守っていきますという意思表示をはっきりとしてくれました。私は電話越しに彼の力強い言葉を聞いて涙が止まりませんでした。この人となら共に歩んでいけると再認識することができました。

どんなに険悪な仲で絶縁状態だと言っても、法律上親子関係であることに変わりはありません。どんなに嫌でも家族は家族なのです。そのため本来であれば私と主人の2人で挨拶に行かなければならないのですが、一歩踏み出した私の手紙は受け入れられることはありませんでした。しかし主人と義母が「後で誰からも文句を言われないためにも」と考え、気が進まないながらも私の実家に赴いてくれました。

その後は主人側の親族の家をまわり、主人と私の2人で挨拶をしました。「入籍しました。今後ともよろしくお願いします」というほんの一言だけですが、みんなが「おめでとう」と祝福してくれました。

家庭環境というのは人それぞれです。そのため結婚という大きな門出であっても世間一般のルールが通用しない場合もあります。それでも血のつながった家族であり、また結婚するということは主人側の家族も私側の家族も他人ではなくなってしまうということになります。今後の両家の関係にも関わることなので、私の一存ですべてを決めていいということにはなりません。今後のためにどうすればいいのかをしっかり話し合って決めていくということが大切だと感じさせられた結婚報告でした。


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結婚報告 親

2017-05-24 18:38:28

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